製本の際に穴を開ける加工があります。
「穴あけ」です。
穿孔(せんこう)と呼ばれます。
製本の際に行われる穴あけの加工には、その穴の利用の仕方によって形状も大きさもいろいろあります。
穴あけという加工については、例えば一般的なルーズリーフやバインダーに綴じるために穴を開けるということが多いのですが、ルーズリーフなどに綴じるための穴は「ドンコ穴」といわれます。
ドンコ穴はその綴じ金具に合わせて作られた雄刃と雌刃の方抜きを使ってたくさんの小さな穴を当時に開けます。
またドリル穿孔では1~5つの穴を厚さ5センチほど開けることができます。
製本で穴あけの加工を行うのにはメリットがあります。
とくに資料などをつくる際の製本などには穴あけ加工はおススメなのですが、穴あけをすることで製本されたものの整理整頓や保管などがとても便利に行うことができるのです。
追加や差し替えということが多いマニュアルなどを製本した場合、テキストや会報、広報のようなものなどのおススメの加工です。
当社ではドンコ穴の穴あけ機を4台導入しております。
縦、横それぞれに対応しているものです。
切り取りミシンというものがありますが、こちらでも穴を開けることができますが、穴を開ける目的、その形やあけ方が違うのでこちらの穴あけとは別のものになります。
小冊子の角に穴をあけ、そこに紐を通して、引っ張った時に、抜き取りやすくした作りです。
表紙のみに穴をあけ、引っ張った時に強く引っ張らなくても、紙1枚分を破る力で、一部ずつ簡単に抜き取れる仕組みです。
中綴じを行う前に、中身のページの穴あけする部分を、はじめから型抜きしておくことがミソです。
カレンダーを冊子状に中綴じ制作したものの、端に穴をひとつあけます。
たった、これだけで、吊るせるカレンダーを実現できます。